病理組織学的検査
認定病理医による病理組織学的診断、及び癌取扱い規約による診断を行っております。
細胞診検査
①、パパニコロウ分類、A~E分類(喀痰集団検診のみ)を使用しております。
②、認定細胞検査士によるスクリーニングにより、クラスⅢa以上又は、難解な症例は細胞診専門医による最終診断を行っております。
パパニコロウ分類の判定基準
CLASS Ⅰ | 異常または異常細胞を認めない。 | 陰性 |
CLASS Ⅱ | 異常または異常細胞を認めるが、悪性所見ではない。 | 陰性 |
CLASS Ⅲa | 悪性の疑いがある異常細胞を認めるが、悪性と判定できない。 | 疑陽性 |
CLASS Ⅲ | 悪性の疑いがある異常細胞を認めるが、悪性と判定できない。 | 疑陽性 |
CLASS Ⅲb | 悪性の疑いがある異常細胞を認めるが、悪性と判定できない。 | 疑陽性 |
CLASS Ⅳ | 悪性が強く疑われる異常細胞を認める。 | 陽性 |
CLASS Ⅴ | 悪性と判定できる細胞を認める。 | 陽性 |
判定不能 | 固定不良、塗抹不良、細胞変形、細胞数不足等による場合。 |
A~E分類の判定基準
A | 喀痰中に組織球を認めない。 | 検体不適・判定不能 |
B | 正常上皮細胞のみ、基底細胞増生、軽度異型扁平上皮、繊毛円柱上皮増生。 | 陰性 |
C | 中等度異型扁平上皮、核の増大や濃染を伴う円柱上皮増成。 | 疑陽性 |
D | 高度異型扁平上皮、悪性腫瘍の疑いある細胞を認める。 | 陽性 |
E | 悪性腫瘍細胞を認める。 | 陽性 |
診断に当っては、必要に応じ各分野の専門医によるコンサルテーションも行っております。